セセッシオン
「金色のキャベツ」のようなセセッシオンはちょうど１００年前に作られた。「時代にはその芸術を，芸術にはその自由を」と正面の壁に記されている。クリムトら擬古典派から分離した一派は皇帝や貴族の庇護を受けない自由な芸術をめざしてこの建物を建てた。
ベルベデーレの１９・２０世紀絵画館とこのあとに見た美術史博物館を見ると，彼ら分離派の絵の新しい芸術への挑戦がよくわかる。
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 ナッシュマルクト
細い路地に小さな店が並ぶナッシュマルクトは生鮮食料が並ぶ市場で，活気に満ちたたくましさと「美しさ」がある。色鮮やかな野菜や果物，ピクルス，そしてたくさんの肉。皮をはがれたウサギが人参を枕に並べられていたり，鶏や豚がそれとわかる状態で並んでいるのをみて，食の恵みを受けていることに感謝しなくてはならないな，と思う。
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ブルク公園のモーツァルト
ウィーンには実にたくさんの音楽家の彫像があるが，その中でも昨日見たヨハン・シュトラウス㈼の像と並んで有名なのがこのモーツァルトの像。このモーツァルトはザルツブルクのモーツァルト像と比べてはるかに明るい表情をしている。
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 聖シュテファン寺院
ウィーンの街の中心部を取り囲むリンク（環状道路）の中央にあるのがこのシュテファン寺院だ。ここも他の場所同様，必ずどこか工事が入っている。今は１３６ｍの高さの南塔（「シュテッフル」）にネットが被されている。
バロックとゴチックの様式が混在するお世辞にも美しいとはいえない大寺院だが，ウィーンを思い出すたびに目に浮かぶ建物であることは確かだ。
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 プラーター
街の中心部から南に行きドナウを越えたウィーン北駅近くに遊園地がある。この大観覧車は１８９７年に作られたもので，「第三の男」でＪ・コットンとＯ・ウェルズが出会う場所だ。
このほかにもたくさんの遊戯物があって，のののたちはここが一番のお気に入りだったようだ。
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